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2008年02月28日
ラグビー豆知識 その7
今回も「トライ」にまつわるお話です。
現在トライは5点ですが、平成3年までは4点でした。
そのまた前は、トライは3点でした。昭和45年までの話です。
昭和45年といえば、大阪に万国博覧会が開催された年です。
(みなさんは、当然まだ生まれていないと思いますが)
当時のトライがペナルティーキックと同じ「3点」というのは
少々、物足りないと感じたのは事実です。
ただ、トライの後はゴールキック(コンバージョンキック)の
権利があるので、成功すれば2点追加され トライ+ゴールで
「5点」を狙っていました。
その為、トライもなるべくゴールポストの真ん中を狙っていた
ようです。
トライ後のゴールキックは、トライをした地点からタッチラインに
平行したポイントを自由に決めれます。
つまり、ゴールポスト中央にトライを決めれば、ポスト中央の
延長線上からキックができるため有利になります。
逆に隅っこにトライをしたら、その分ゴールキックが難しくなります。
ラグビーは「陣地取りゲーム」と考えればわかりやすいと思います。
セオリーはなるべく相手陣地でプレーをするのが鉄則です。
よく接戦で 最後の最後にペナルティーキックで勝敗が決まる
シーンがありますが、要は一番大事な時間帯にどの地域で
プレーをしていたかということが、問題になります。
ゴール前の攻防は、ゲームを決める要素ではありますが
実は、相手ゴールまで攻め込むところにも勝敗のポイントが
隠されています。
観戦している側からすると ラグビーは独走トライシーンが
一番のみどころでしょう。
しかし、プレーをしている側からすると、相手陣地でモール
(おしくらまんじゅう状態)でジワジワ攻める方法が
一番手堅い戦法なのです。
見るラグビーとやるラグビーでは、多少の違いはあるかも
しれませんね。
ただ、トライはチーム全員で取ったものであることには
間違いはないでしょう。
投稿者 hanazono : 2008年02月28日 20:31